今回は、売上原価に区分される方の「外注費」でいきます^^
「外注費」とは、会社の業務の一部を外部の業者(法人や個人事業者)に委託した場合に発生する費用のことです。
今回は、売上原価として使用される場合を前提に書きますが、他に販売費及び一般管理費として業務委託費と同じ内容で用いる場合もあります。
「外注費」と似た性質のもので「賃金・給料」があります。
まず、この2つの違いについて。
- 外注費とは…請負契約等に基づいて役務提供を受けた場合に支払う費用
- 賃金・給料とは…雇用契約等に基づいて役務提供をいけた場合に支払う費用
簡単に言うと、外部業者なのか?雇用社員なのか?ということですね!
ほかの違うのは、消費税の取り扱いです。
「外注費」は課税対象取引、「賃金・給料」は不課税取引となります。
悪知恵が働く事業者では社員を外部業者扱いにして、給料として支払わず外注費として支払うところがあります。
消費税の課税取引になるため、例えば給与総額が5000万円なら370万円ほど消費税を免れる事が出来るうえ、社会保険も加入しないでよいので会社負担分が浮きます。
危うい節税というか、私はアウトだと思います。
先日もキャバクラ経営者がこの手法を税務調査で否認され、裁判でも負けていました。
BYあゆみ