開業するためには、多かれ少なかれ開業資金が必要です。
自己資金や親類からの援助で賄えれば理想的ですが、事業が軌道にのるまで順風満帆に行くことは稀で、何かと物入りになります。
背伸びしてすべて自己資金等で開業したものの、まもなく資金がショートしてしまってから銀行に借入を申し込んでも後の祭りです。
開業まもない何の実績のない者、しかも資金がショートしているような相手に銀行が融資をしてくれるわけがありません。
そのために、開業時の銀行融資は必要な額より多めに借りたほうがいいかもしれません。自己資金等でギリギリ間に合いそうだという程度なら無理せずに、金融機関のおせわになったほうがよいとおもいます。
それに日本政策金融公庫のような政府系金融機関の中には、創業時しか借り入れなれない制度もあり、それも一般の公的融資より高条件で借りれるケースがあるからです。
日本政策金融公庫には新規開業資金(新企業育成貸付)というものがあり、最大7200万円、返済期限は最大15年で利息は最大でも3.75%です。
商工中金でも同じような融資があります。
どちらにせよ、公的融資は利息などの上限が一般の銀行より有利です。創業時は信用保証協会の審査なども通りやすいので、やはり多めに借りておいたほうがよいと思います。
by あゆみ