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損益計算書を読み解く上での科目の解説① 仕入高

160643今日は、勘定科目「仕入高」について少し触れたいと思います

 

仕入高とは営業取引で販売するための商品を仕入れたときの購入高をいいます。

一般的に、期中の取引を記帳する場合には「仕入」と使いますが、損益計算書には、売上原価の内訳として「仕入高」と表示します。

 

仕入高を計上する際にも、気をつけたいポイントがいくつかあります。

 

まず、仕入の計上時期 について。

 仕入の計上時期には3つほど基準があります。

  • 仕入先発送基準…発注した商品を仕入れ先が発送したとき
  • 到着基準…仕入先から発送された商品が自社に到着したとき
  • 検収基準…商品到着後、自社による検収が完了したとき

以上の基準のどれを選択するかは任意ですが、継続的に使用しなければいけません。

 

つぎに、取得価額 について。

 仕入れの取得価格については、商品の購入代金だけでなく、引取り費用等の付随費用(例えば運賃や手数料など付随的に発生する費用)を加算することが必要です。

 

さいごに、他勘定振替 について

 仕入れた商品の中には、見本品としての提供や災害などで売上以外の理由により、在庫が減少する場合があります。

 この場合においては、帳簿上、仕入勘定から他の勘定科目に振り替える処理を「他勘定振替」といいます。

 

仕入勘定に使われる「摘 要」

商品仕入れ      製品仕入れ            原料仕入れ

部品仕入れ      工場消耗品仕入れ         ガソリン仕入れ

輸入仕入れ      本店仕入れ            支店仕入れ

未着商品仕入れ    貨物代表証券引換えによる仕入れ  自己宛為替手形による仕入れ

見本品としての提供  災害による損失          盗難による損失

景品としての提供   試験研究による使用 

 

byあゆみ

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