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決算書を読み解く上での勘定科目② 受取手形

 受取手形とは、企業の通常の営業活動で、商品の販売やサービスの提供により得意先から受け取った手形の債権のことを意味します。売上の代金として、受取手形をもらいます。手形には、約束手形と為替手形の2種類がありますが、会計上はどちらも受取手形となります。

 

手形を作成する人を振出人と呼び、手形を受け取り、手形と引き換えに代金を受け取る人を受取人と呼びます。振出人が手形に記載された金額を、指定した期日に支払うことを約束して作成される証券となります。

 

 一般的に振出人が支払期日までに代金を振り込み、受取人が取引銀行に手形の取り立てを依頼して、支払期日に受取人の口座に代金が振り込まれているという流れになります。

 

 しかし、手形が支払期日に決済されない場合、不渡手形となります。不渡りを6か月以内に2回出すと、銀行取引停止処分となり、預金や借入ができなくなるため、事実上倒産となります。

 

 手形の裏書とは、支払期日前に手形の受取人が、仕入先への支払い手段として手形を譲渡することを言います。もし、手形の振出人が支払期日に代金を支払えなかった場合は、裏書人が代わりに支払うことになります。

 

 

 似たような科目として、

・営業外受取手形:通常の営業取引以外の、固定資産の売却や有価証券の売却などにより受け取った手形。

・短期貸付金:お金を貸し付けて、その担保として受け取った手形。

があります。

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