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決算書を読み解く上での勘定科目③ 商品

131912 「商品」とは、会社が販売を目的として仕入れた財やサービスを指します。仕入れたものを加工せずにそのまま販売するものとなります自社で製造や加工をしたものは、「製品」となります。

商品の購入に係る、引き取り運賃や荷役費、購入手数料等の付随費用は、商品の原価に含めます。

 他にも、以下のようなものがあります。

・「未着品」:会社が仕入れた商品が、遠隔地から運送中で会社に届いていないもの。

・「積送品」:会社が仕入れた商品や、製品のうち、ほかの業者に販売してもらう委託販売をするために、受託者に引き渡しているもの。(積送の際にかかった運賃等も積送品に含められます。)

 

決算時の仕訳をする場合、実施棚卸を行い、売れ残った商品は、仕入勘定から商品勘定に振り替えます。前期に繰り越した商品勘定は、仕入勘定に振り替えることも忘れてはいけません。その際、売れ残った商品の評価をしなければならないのですが、原価法や低価法を用います。

<原価法>

個別法、先入先出法、総平均法等の方法によって、取得価額を算定し、その価額を期末の売れ残った商品の評価額とする方法。

<低価法>

 商品の種類ごとに、原価法により評価した価額と期末の時価を比較していずれか低い方を期末の売れ残った商品の評価額とする方法。

 

 帳簿数量に比べて実際の数量が少なかった場合、減損や帳簿の誤記入、盗難などの原因が考えられます。その際は、棚卸減耗費として、商品から減額してください。

 

 BYあや

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