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決算書を読み解く上での勘定科目⑥ 前渡金

 前渡金とは、商品の仕入れ等、営業取引に基づく商品や棚卸資産等を購入する際に、商品の引き渡しがされる前に、仕入先に支払うこととなる一時金のことを指します。

 似たような勘定科目として、前払い金があります。営業取引に係るものは前渡金、それ以外のものを前払金と区別する場合もあります。

 

 具体的には、

・商品仕入れに係る前払い

・外注加工費に係る前払い

・修繕費に係る前払い

・弁護士報酬に係る前払い

等があります。

 

 間違いやすい他の勘定科目として、

<前払費用>

 断続的にサービスの提供を受けるために支払った費用のうち、未だ受けていないサービスに係る部分のこと。具体的には、前払いの生命保険料や火災保険料、リース料、マンションなどの家賃があります。

<建設仮勘定>

 建物等の固定資産の建設で、工事が完成し、建物等が引き渡されるまでに建設業者に支払う一時金のこと。車両や工具器具備品の取得のための前払い金も建設仮勘定となります。

 

取引先や、子会社、役員に断続的に金銭を支払っていると、資金援助と捉えられ、税務上は交際費や、寄付金、役員賞与とみなされる可能性もあるそうです。前渡金が定期的に精算されているかの確認が必要です。

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