日本の場合、一般的に夏と冬の2回、賞与が支給されています。支給時には、賞与から源泉徴収する所得税や復興特別徴収税、社会保険料が控除された額が支給されます。では、どのように計算をして税額を決めているのでしょうか。
まずは賞与とは何でしょうか。定期的に支払われる給与とは別に支払われるもので、賞与・ボーナス・夏期手当・年末手当等があります。
賞与の判断基準としては、
・純益を基準として支給されている
・支給額、支給基準の定めがない
・支給期の定めがない
等が、挙げられます。
通常の場合の計算方法は
1前月の給与から社会保険料等を差し引く。
2 1の金額と扶養親族等の数を「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」に当てはめて税率を求める。
3賞与から社会保険料等を差し引いた額に2の税率を掛ける
これによって出てきた金額が、賞与から源泉徴収する税額となります。
次の場合は計算方法が異なります。
・前月の給与の10倍を超える賞与の場合
1賞与から社会保険料等を差し引いた金額を6で割る。
2 1の額に前月の給与から社会保険料等を差し引いた額を足す。
3 2に額を「月額表」に当てはめ、税額を求める。
4 3の額から前月の給与に対する源泉徴収税額を引く。
5 4に6を掛ける。
・前月に給与の支払いがない場合
1賞与から社会保険料等を差し引いた金額を6で割る。
2 1の額を「月額表」に当てはめ、税額を求める。
3 2に6を掛ける。
これらの計算方法によって、源泉徴収する税額が分かります。
BYあや